焼肉3500円を奢って友人のアイデアを買ったことから始まった、StoKeeの誕生秘話

エブセレ株式会社では、ビジネスアイデア売買プラットフォーム「StoKee(ストーキー)」を運営しています。
今回、その誕生秘話について、代表の藤川さん、メンバーの赤對(しゃくつい)さんにインタビューを行いました。

インタビュワー:サリー(エブセレ株式会社)

「もともと今の事業は、友人に3500円の焼肉食べ放題を奢ったことから始まったんだよね(笑)」

藤川 希(ふじかわ のぞみ)

エブセレ株式会社 代表取締役/これまで、ベンチャー企業向けの人材紹介事業やメディア運営等を行う/2021年12月にビジネスアイデア売買サービス「StoKee」(https://www.stokee.jp/)をリリース/特技は回転寿司で25皿食べること

代表の“実体験”から生まれた、新サービス「StoKee」

ビジネスアイデア売買サービス「StoKee」公式サイトはこちらから

ー 本日は、StoKeeの誕生秘話について、詳しくお話を伺っていきたいと思います。StoKeeをはじめたきっかけについて教えてください。

藤川:はい。きっかけは、焼肉屋です。弊社が4期目を迎えるタイミングで、「うちの会社のことで相談に乗ってほしいことがある」と、大学の友人を焼肉に誘いました。

ー なるほど、焼肉ですか。

藤川:焼き肉を食べながら、友人に「新しくサービスを立ち上げたいんだけど、何か面白いアイデアない?」と話を切り出したんですよ。すると友人から、「アイデアをオークション形式で販売するサービスとかは?」と提案されました。

ー 「ビジネスアイデアのオークション」ですか。

藤川:はい。私は友人のアイデアに興味を持ち、お礼に焼肉を奢りました。1人3,500円の食べ放題です!これが今の「StoKee」の前身です。

ー そこからどういう経緯を経て、今のサービスになったのでしょうか?

藤川:それから数日後に、焼肉屋で友人から教えてもらった事業アイデアを、そのまま株主に持っていきました。もちろん、事業資料は自分で作りましたよ。事業アイデアを株主に話したところ、「エクスクルーシブ(排他的)な時代は終わったよ。手を挙げてのオークションは古い。高値で売買されるものが本当に価値あるものなのか」という問いかけが返ってきました。

ー オークションは古い、ですか。

藤川:リアルの場で開催されるオークション形式だと、アイデア一つに対して誰か1人しか挑戦することができない。今の時代に合わせるなら、オンラインにして、誰もがアイデアにアクセスできて、誰もがアイデアを実現できるような、インクルーシブなサービスの方が面白いんじゃない?ということです。

ー 確かに、オンラインの方が今の時代にはあっていますね。

藤川:誰もがアイデアにアクセスできるということは、1つのアイデアに対して、10人、100人が「やりたい!」と立候補できる。仮に、10人が同じアイデアをもとにサービスを始めても、10通りのビジネスが立ち上がる(同じものは一つとしてない)。そして、その中から、1人、2人と成功する人が出てきたら面白いよね、という考え方に私も惹かれました。

ー 「十人十色」と言いますから、プレイヤーが異なれば、同じアイデアを扱ったとしても、サービスは少しずつ異なる気がしますね。

藤川:そうなんですよ。純粋にその世界線が「面白そう」と思い、 “オンライン上で気軽にアイデア投稿ができ、誰もがそのアイデアを購入して閲覧できる「StoKee(ストーキー)」” が誕生しました。だから、今のStoKeeは、「友人に焼肉代を支払ってアイデアを買い」、「株主からコメントをもらってブラッシュアップしたのちに」、「形となった」のです(笑)

ー なるほど。代表自らの体験がそのまま「StoKee」というサービスを生み出したんですね。

「このアイデアも、“実は友人から買ったんです”という話もできるよね」とか、考えていくと意外と面白いんじゃない?

赤對 宥紀(しゃくつい ゆうき)

エブセレ株式会社 経営企画/電気自動車メーカーでのイベント企画・営業を経験後エブセレ株式会社にジョイン/2021年12月に発表したビジネスアイデア売買サービス「StoKee」(https://www.stokee.jp/)の起案者/趣味はロードバイクと車

生みの親から見た「StoKee」の誕生秘話。

ー 代表の藤川さんに「このアイデアは大学の友人(赤對さん)から買った」とお伺いしたのですが、改めて、StoKeeの前身となるアイデアを思いついた経緯を教えてください。

赤對:元々、友達と「何か副業をやりたいよね」って話をしていたんです。「今度飲みに行くときまでに、お互いビジネスプランを3つぐらい持ち寄って打ち合わせしようよ」と言って、持ち寄ったうちの1つがStoKeeの前身でもある「ビジネスアイデアのオークションサービス」でした。

そもそも、ビジネスアイデアのオークションサービスを思いついたきっかけは、大学生の時に、学生が主催するビジネスコンテストへ参加した時です。コンテストには、わざわざチケットを購入して決勝のプレゼン大会を見に来ている企業の方がたくさんいたんですよね。学生のアイデアとか考え方を社会人が聞きにくるということに驚き、「ビジネスアイデアがお金になるかもしれない」という発想につながりました。

ー なるほど、そうだったんですね!ちなみに、その後友人と一緒に実現しようとはならなかったんですか?

赤對:やらなかったですね。一つは、副業を考えていた友達に「やっぱりやらない」と言われたからです。その時点で、じゃあもういいかなって思ってしまった自分がいたんで、やりませんでした。

もう一つは、代表に「次の事業どうしたらいいと思う?」と相談されて、ビジネスアイデアのオークションの話をしたら、とても興味を持ってくれたので勢いで売りました(笑)

その時に、「そういえば(代表の藤川は)VCやりたいって言ってたよね」とか、「このアイデアも“実は友人から買ったんです”という話もできるよね」とか、考えていくと意外と面白いんじゃないかなと感じてはいました。

ー StoKeeにはそんな物語があったんですね!ちなみに、赤對さんもメンバーとして一緒に働いていると思いますが、やはり“自分が売った事業アイデアだったから”でしょうか?

赤對:それが違うんですよ(笑)たしか、サービスローンチの1ヶ月前ぐらいに、代表から声をかけてもらったことがきっかけです。

実は、声をかけてもらった当時は、誘いを断ろうかと悩んでいました。なぜなら、経営企画というポジションは非常に難しい仕事だと思っていましたし、最初から必要なのか?と疑問視していたからです。

ただ、代表からも「アイデアの起案者にはいてほしい」と言われ、ジョインすることを決めました。

ー えぇ!そうだったんですね!現在はどんな業務をされていて、どんなモチベーションで働いているんですか?

赤對:基本的には経営企画なんですが、マーケティングもやっています。最近だと、どうすればアクティブユーザーが増えるか、どんな施策を走らせようかなど、日々考えて実行、検証を重ねています。本来であればPDCAの監視役なんかも仕事なのかなと思っていますが、今は自分で考えて実行している段階ですね。

モチベーションとしては、やっぱり好きなことで、新しいサービスを世に出すワクワクですね。

これからの世の中は、いわゆる天才的な人たちよりも、どこまで失敗と成功を繰り返して、そこから何を生み出すことができるのか・速いスピードで回せるか、がより重要になってくると思っています。

そういう意味では、StoKeeが今やろうとしているアイデアのアウトプットは、世の中に必要なことをできてるのではないかという予感があるんです。StoKeeを通して世に出たアイデアで起業した人が、黒字化するところまでビジネスにできたら………。世の中に影響力を与える仕事ができるというのは、自分たちもハッピーですよね。

だからこそ今は、メンバーみんなが時間を作って、何か社会に爪痕を残せるようなことをやっているんだという気持ちがあるので、ワクワクして働いているんです。

さいごに

StoKeeでは、ビジネスアイデアを考えたり、揉んだりするのが好きなメンバーが集まっています。
興味のある方は、ぜひ弊社採用ページをご覧ください!

また、StoKeeには、さまざまなビジネスアイデアが投稿されています。

「私もこんなビジネスアイデアを思いついた!」という方は、ぜひアイデア投稿をしてみてください。
StoKeeは、起業家やアイデアマンが共存するプラットフォームとなり、日本からたくさんのサービスを生み出していきたいと思っています!

▶︎ StoKee公式サイトはこちら