会社の休憩中にお昼ご飯を買いに行くときや、ちょっと喉が乾いたときに足を運ぶコンビニ。
たくさんの人が利用する場所なので、混んでいることも多いですよね。
「おにぎり一つ買うだけなのに、何分もレジに並ぶ羽目になった…」という経験をされた方もいるのではないでしょうか。
コンビニの混雑を避けて買い物ができたら良いのに…
こんにちは。StoKeeに投稿されたアイデアを分析してみるシリーズです!
今回は、StoKeeユーザーの方が投稿したビジネスアイデア「ピックアップ注文に特化したコンビニ」についてご紹介していきます。
ビジネスアイデアへの理解をさらに深めるために、コンビニの業態展開やモバイルオーダーのメリット・デメリットについてもご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
- この記事を書いた人
- StoKee事務局 藤川
- 普段から「何か面白いアイデアはないかな?」と探究心を持って生活するビジネスアイデアオタク。得意領域はメディア、HR/好きな領域は、飲食、美容など。
コンビニの変容〜チャネル展開〜
コンビニでは、日用品の購入以外にも、公共料金の支払いや荷物の受け取りができたりと、さまざまなサービスを提供しています。
コンビニのデリバリーサービスもそのうちの一つ。
大手コンビニエンスストアのセブンイレブンでは、2021年度時点で約1200店が導入しています。
他チェーン店も同様に、積極的にデリバリーサービスに力を入れ始めているようですよ。
他にも、「TOUCH TO GO」という“無人のコンビニ店舗”(無人AI決済店舗)があります。
TOUCH TO GOとは、レジカウンターに店員が不在でも商品を購入精算できる仕組みを採用したコンビニエンスストアのこと。
日本初の“無人店舗”としてJR山手線高輪ゲートウェイ駅に誕生し、首都圏エリアを中心に展開しています。
また、イオンリテールでは、「レジゴー」というサービスの導入を開始しました。
画像引用:導入店舗急増中のイオンリテール「レジゴー」 利用者の買い上げ単価が増える理由は?
レジゴーとは、専用の貸出用スマホで商品をスキャンしてショッピングカゴに入れ、会計時に「お支払い」ボタンを押した後、専用レジの2次元バーコードを読み取り、会計をするという仕組み。
商品を手に取った時点でバーコードを読み取るので、レジでスタッフが一つ一つ商品をスキャンする時間を省くことができます。
コンビニやスーパーでは、新しい技術を取り入れつつ、お客さんの負担を減らしてお買い物体験をより快適にしようと努力しているんですね!
ビジネスアイデア「ピックアップ注文に特化したコンビニ」の概要
今回ご紹介する「ピックアップ注文に特化したコンビニ」のビジネスアイデアとは、スマートフォンから商品の注文・決済を行い、店舗に商品を受け取りに行く“モバイルオーダー”にのみ対応したコンビニのこと。
あらかじめ注文した商品を店舗で受け取るだけの、コンビニ版ドライブスルーのようなイメージです。
仕事が忙しい人や外出することが多い人にとって、移動の合間にサッとコンビニで商品を受け取ることができるので利便性が高そうですね!
※詳細、コメントをご覧になりたい方は、こちらからチェックしてみてください。
モバイルオーダーのメリット・デメリット
ここからは、モバイルオーダーに対応するメリットとデメリットを考えてみましょう。
店舗側のメリットとしては、レジ業務がなくなり、作業効率が上がることで、人材不足を補うことができます。
一方、システムの管理業務が増え、スタッフへの研修も必要になるというデメリットがあります。また、オーダーされたものをあらかじめ袋詰めして保管しておくスペースも必要になります。
お客さんは、店舗にいなくても商品を選ぶことができ、お会計のためにレジに並ぶ必要もありません。コンビニでは、商品を受け取るだけで良いので、手軽にお買い物をしてもうことができます。
顧客満足度のことを考えると、モバイルオーダーを導入する方がメリットが多そうですね。
「ピックアップ注文に特化したコンビニ」のサービス展開について
最後に、「ピックアップ注文に特化したコンビニ」のサービス展開について考えていきたいと思います。
モバイルオーダーで注文が入ったら、店舗側は注文の入った商品の受け取りが完了するまで保管する必要があります。
また、今回のビジネスアイデアによると、受け取り窓口はレジで行われるため、商品を受け取りに来たお客さんが殺到して、レジが混雑する可能性も…。
せっかくモバイルオーダーで時間を短縮したにもかかわらず、商品の受け取りに時間がかかってしまっては元も子もないですよね。
そこで、受け取り問題の解決策として、専用ロッカーを設置してみるのはどうでしょうか。
つまり、コンビニや最寄りの駅に“商品受け取り専用ロッカー”を設置して、レジに並ばなくても商品の受け取りができるという仕組み。
そうすれば、モバイルオーダーで商品を注文後、お客さんはスムーズに商品を受け取ることができます。また、店舗側も、注文の入った商品を保管しておく必要がありません。
イメージは、大手回転寿司チェーン・スシローで導入されている「自動土産ロッカー」です!
店舗内にロッカーを設置することができれば良いですが、スペースの問題で設置できないコンビニもあるかもしれません。
その場合、店舗から離れた場所にある専用ロッカーまで商品を運ぶ手間が生じてしまいますが、商品の受け取り時間を再配達サービスのように分けて予約制にすることで、ロッカーに預ける手間もまとめることができそうですね。
また、モバイルオーダーではありませんが、単身赴任や一人暮らしの会社員をターゲットに、おひとりさま専用の無人販売サービスも良いかもしれません。
具体的には、おにぎり+サラダのヘルシーセットや、お酒+おつまみの晩酌セットなど。消費者の購買データをもとに、時間帯別の人気商品を組み合わせてパッケージ化し、自動販売機で販売するという仕組みです。
人気商品の組み合わせだけでなく、『店長おすすめ』や『アルバイトの〇〇さんおすすめ』というように、店舗独自のパッケージ商品を販売することで、マーケティングとしても活用できますよ。
自販機で販売されている商品セットが変わるたびに、思わず購入してしまいそうですね!
おわりに
みなさんは、ピックアップ注文に特化したコンビニのビジネスアイデアについて、どう感じましたか。
思ったことや感じたこと、より良いサービスの提案など、ぜひコメントにてお待ちしております。気になったところは、投稿者さんに聞いてみるのもおすすめですよ。
ぜひ、詳細をご覧になりたい方やコメントしたい方は、こちらからチェックしてみてください。
また、StoKeeには「ピックアップ注文に特化したコンビニ」以外にも、さまざまなビジネスアイデアが投稿されています。
「私もこんなビジネスアイデアを思いついた!」という方は、ぜひアイデア投稿をしてみてください。
StoKeeは、起業家やアイデアマンが共存するプラットフォームとなり、日本からたくさんのサービスを生み出していきたいと思っています!