みなさんは、これまでに、ダイエットしたいと思ったことはありますか。
「運動したいけど、ジムに通うのはめんどくさい」
「テレワークになって外に出る機会が減った」
「夏に向けて今年こそ身体を引き締めたい!」
ダイエットといえば運動。だけど、運動を自発的にするのって意外と難しい…普段の生活に少し取り入れるだけで良い方法があればなぁ…
今回は、StoKeeユーザーの方が投稿したビジネスアイデア「体型維持、ダイエットするためのナビアプリ」についてご紹介していきます。
ビジネスアイデアの理解をさらに深めるために、フィットネス業界の市場規模やユーザーの健康に対する意識調査、サービスのSWOT分析をしていますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
また、「我こそはナビアプリサービスを立ち上げたい!」という方はぜひStoKee事務局までご連絡ください!
- この記事を書いた人
- StoKee事務局 藤川
- 普段から「何か面白いアイデアはないかな?」と探究心を持って生活するビジネスアイデアオタク。得意領域はメディア、HR/好きな領域は、飲食、美容など。
フィットネス業界の市場規模について
画像参照:Peloton Interactive, Inc.
2019年頃、国内のフィットネス業界の市場規模は約5,000億円ほどでしたが、コロナによって大きく打撃を受け、現在は約3,250億円程度まで縮小。コロナを皮切りに2020年2月頃からフィットネスジムの会員数も大きく減少し、その後回復傾向を見せるも、コロナ前に比べて6割にとどまっています。
画像参照:経済産業省「コロナ禍で苦戦するフィットネスクラブ」
一方で、コロナの影響を埋め合わせるかのごとく、世界ではオンラインフィットネスサービスが拡大。
実際に、アメリカのPerotonや中国のKeepなどは順調に会員数を増やしながら大きくなっています。
画像参照:Strainer
オンラインサービスの多くは室内でできるフィットネスを提供していますが、屋外での運動をサポートしているオンラインサービスも増えています。
例えば、RunkeeperやStrava。
ランニングやウォーキング・サイクリングなど、自分が走ったコースの履歴を保存して距離・平均速度・消費カロリーを算出してくれます。
コロナが収束した後も、ジムには通わずにスマホ一つでできて、自分の生活にも取り入れやすいオンラインサービスにさらに人が流れるという動きもありそうですね。
また、オンラインフィットネス市場の増加には、「人々の意識変化」も要因の一つと考えられます。
LINEリサーチでは、コロナ前後で健康に対する意識が変わったのかについてのアンケート調査を実施。
1万人中6000人超(6割)の人が、「とても意識するようになった」「やや意識するようになった」という回答をしています。
画像参照:LINEリサーチ、健康への興味・意識変化についての調査を実施
コロナによって学校のオンライン授業化や企業のテレワークが進み、運動不足になってしまった人が多数。余剰の運動が減ったこともそうですが、通勤や通学など日常でできる運動時間が減ってしまったことも、オンラインフィットネス市場の需要が高まった要因といえるでしょう。
体型維持、ダイエットするためのナビアプリ
今回ご紹介するビジネスアイデアは、体型維持、ダイエットするためのナビアプリ。
アプリ上に記録した食事データから、必要摂取カロリーカロリーの余剰分を算出し、ダイエットに必要な消費カロリーに応じたルートを案内してくれます。
散歩やランニングといった外での運動を取り入れようと考えている人にとって嬉しいサービス。
また、いつもの通勤・通学ルートを少し変えるだけでダイエットにつながるなら、「やってみようかな」と感じる人も多そうですね。
(詳細をご覧になりたい方は、こちらからチェックしてみてください)
ナビアプリの「SWOT分析」
ここからは、「体型維持、ダイエットするためのナビアプリ」のビジネスアイデアに対する理解をさらに深めるために、SWOT分析を使っていきます。
SWOT分析とは、アイデアを、「Strengths(強み)」「Weaknesses(弱み)」「Opportunities(機会)」「Threats(脅威)」の4つの軸で整理し、分析する方法のこと。SWOT分析により論理的なアプローチでアイデアを深化させることができるため、より実現可能性の高いアイデアを発想することができます。内部環境・外部環境から、4つの軸に対してそれぞれメリットとデメリットを挙げていきましょう。
外部環境の分析
まず、オンラインフィットネス業界全体にかかわる外部環境を分析していきます。
機会(Opportunity)
コロナによってテレワーク生活・外出自粛となり、「運動不足を解消したい」という人が増えた
さまざまな種目に特化したオンラインサービスが出てきている
脅威(Threat)
コロナ直後に比べてテレワークからオフィス出社の流れに戻りつつある
ジムで受けることのできるパーソナルトレーニングの存在
内部環境の分析
次に、今回のナビアプリサービスと競合他社で異なる点を強み・弱みの観点から分析していきます。
強み(Strength)
「通勤・通学ルート」と「運動」を掛け合わせたサービス
食事のデータからカロリー計算までしてくれるので、必要な分の運動メニューを提示してくれる
弱み(Weakness)
屋外での運動(通勤・通学)でしか使えない
食事の記録もする必要がある
今回のナビアプリのビジネスアイデアは、「運動不足を解消したい」というユーザーのニーズを捉えつつ、アフターコロナの生活様式に対応しています。
さらに、食事の記録によるカロリー計算で「どれだけ運動すれば良いのか」という目標を明確にしてくれるため、パーソナルトレーニングのように自分に合った運動メニューを行うこともできます。
ダイエットだけでなく体調管理として活用することもできそうですし、スマートウォッチと連携させたりしても面白そうですね。
ナビアプリのアイデア、まず何から始める?
まずは、小さな検証から始めてみましょう。
現在は、非エンジニアの方でもアプリを作ることができる時代ですので、ノーコード開発等でアプリを作ってみることから始めてみてもいいかもしれません。実際のプロダクトがあることで、ユーザーへのヒアリングも行いやすくなります。
アプリ開発はちょっと…という方は、A4用紙にアプリ画面を描いて、「そのアプリを使うと何ができるのか?」を可視化できる状態にしましょう。アプリ(またはA4用紙)ができたら、周りの友人や知人の中で、ダイエットに関心のある人を5人集めてプロダクトを見てもらい、フィードバックをもらいます。
「最初に想定した機能は、本当に必要なのか?」
「ダイエットしたい人に使いたいと思ってもらえるか?」
実際にユーザーに使ってもらうことで、ナビアプリに必要なものと不要なものが見えてきますよ。
また、ダイエットしたいと考えているユーザーが抱えている課題とあらためて向き合うこともできるので、「本当に解決策はナビアプリで良いのか?」という自問自答も起こってしまうかもしれません。
おわりに
みなさんは、ナビアプリサービスのビジネスアイデアについて、どう感じましたか。
思ったことや感じたこと、より良いサービスの提案など、ぜひコメントにてお待ちしております。気になったところは、投稿者さんに聞いてみるのもおすすめですよ。
ぜひ、詳細をご覧になりたい方やコメントしたい方は、こちらからチェックしてみてください。
また、StoKeeには「体型維持、ダイエットするためのナビアプリ」以外にも、さまざまなビジネスアイデアが投稿されています。
「私もこんなビジネスアイデアを思いついた!」という方は、ぜひアイデア投稿をしてみてください。
StoKeeは、起業家やアイデアマンが共存するプラットフォームとなり、日本からたくさんのサービスを生み出していきたいと思っています!